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ひろしま食物語 ひろしま食物語

2023.04.28

2018年5月発行「ジビエ」公開しました。

今回公開したのは『ひろしま食べる通信(2023年2月休刊)』Vol.11(2018年5月発行)で特集したみわ375 片岡さんの「ジビエ」です。
(有)みわ375 代表取締役の片岡誠さんは、広島市で生まれ三和町で育った。広島の大学を卒業後、東京の企業に就職し電子部品の設計をしていたが、長男ということもありUターン。料理にも興味があったことから道の駅のレストランで働きながら調理を学んだ。
ある時、当時町営だった「物産館みわ375」を管理・運営してみないかという話が舞い込み引き受けることに。みわ375を拠点として特産品を生み出したいと試行錯誤していたところ、ジビエにたどり着いた。
生き物の命を奪うのだ。「かわいそう」「残酷だ」端から見ればそう感じるのも無理はない。しかし直接的被害を被っている人たちにとっては死活問題である。生活の糧となる大切に育てた農作物を根こそぎ荒らされて途方に暮れる日々では、憎しみすら湧いてくるのも仕方がない。
シカはただ、生きているだけ、生きようとしているだけ。しかしわれわれ人間も生きなければならない。獣害問題において、命を奪うことの是非を問うことは簡単ではない。奪わなくてすむのなら誰だってそうしたいだろう。けれどやむなく駆除したその命を、なんとか生かすことはできないか。そう考える人も増えている。ジビエについて知ることは、容易に答えの出ないこの問題について、自分なりの考えを探ってみるいい機会となるのではないだろうか。

●記事01
https://www.tsukuruhitoniainiiku.jp/tsukuru_story/story-28/

●レシピ記事
https://www.tsukuruhitoniainiiku.jp/tsukuru_recipe/recipe-10